【男子サッカー部】内容は十分、あとは決定力...

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■第93回 関西学生サッカーリーグ前期第二節 vs関西学院大 @ヤンマースタジアム長居

関西学院大は前節、大阪産大に5-0で圧勝。その内4点を昨シーズン得点王のFW呉屋が決めていた。否応なしに呉屋対策が必要となった立命だが、米田監督は試合前に「どんな対策かは言えないが、とりあえず、そこだけに意識がいってはいけない。自分たちのサッカーをしていきたい。」とあくまで自分たちのサッカーをしていくことを強調した。

対策の全貌は試合が始まり、少しずつ見えてきた。呉屋そのものを意識するのではなく、そこに至るまでを意識していく。実際、前節よりも前線からのプレスが徹底され、インターセプトもかなり多くなっていた。そして、いざボールが来ても高い集中力で統率されたDF陣が仕事をさせない。

しかし、やはり呉屋に注意を払ったせいか、関学右サイド森がフリーになる場面が目立ち、前半15分には森のマイナスのクロスを受けた小林がミドルシュート。関学に先制されてしまう。

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立命は攻めあぐねる時間が続いたが、前半27分に得たPKをMF #18國分が決め、流れを引き込んだ。前半34分、右サイドから茂がふわりとクロスをあげる。これを國分が足元に吸い付くようなトラップ、混戦になりながらもゴール前中央からしっかり右足で押し込み、2点目を奪取。2-1と逆転する。

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後半も個々の高い技術力でパスを繋ぎ、見ていて楽しくなるくらいの攻めを見せる。今シーズン初スタメンのFW #16木藤、途中出場のFW #9谷口、MF #28宮崎がシュートを放つが相手の好セーブに阻まれる。このまま立命の勝利で試合が終わるかと思われた試合終了間際、関学が意地を見せる。コーナーキックからヘディングや浮き球でコンパクトにボールを繋ぎ、フィニッシュは米原のヘディング。これが決まり2-2の同点で試合を終えた。

試合後、「去年には無かった、先制されても逆転するっていうのがこの試合で出来たし、いい崩しも何度かできた」と國分が語ったように個々のレベルの高さとパスワークでチャンスを何度も作ることのできた関学戦。後は決定力だけだ。この2試合くすぶっているFW陣が次節、関西大学戦で得点をあげてくれることを期待したい。

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■Comments

米田隆 監督
「2対1の状況で、ショートカウンター・ロングカウンターでもう一点取れれば、ゲームが決まるというところで決まらなかったものと決まったもの。そこで勝負が最後そういう形(負け)になっちゃったなと。でも、一個一個進んでると思いますので、また来週やってくれるという風に思っています。」

MF #18 國分伸太郎
「最初ちょっと入り過ぎたら駄目っていうのを自分で考えてたから、空けといて、茂くんのクロスのタイミングで飛び込んでいこうっていうのをいつも意識してたんで、それがうまく決まって良かったです。いい流れで来ていると思うので、次は勝ち点3取って、上位に食い込めるように頑張ります。」

FW #16 木藤舜介
「(高校時代は)スピードだったり、パワーで負けることとか無かったんですけど、大学になるとやっぱりあって。もっと考えてやらないといけないなっていう感じですね。やっぱりゴールを決めることがFWの仕事なので、ゴールを決められるように頑張ります。」

■Next Match
4/18(土)11:30 kickoff vs関西大学 @J-GREEN堺(メインフィールド)

vs関学

【記事】坂本卓哉
【取材】河野恭子・近藤燦太・坂本卓哉

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