【劇団立命芸術劇場】リアリティにこだわる新歓公演

 4月28日(火)夜、学生会館小ホールにて、劇団立命芸術劇場(立芸)の2015年度新歓公演『しまいこんでいた歌』の上演が始まりました。
今回の作品の脚本は山田太一。数々のテレビドラマや映画を手掛ける名脚本家の作品に立芸が挑戦します。
立芸と言えば、現実を忠実に再現した具象舞台と会話劇。今回もある家の居間を舞台上に作り上げ、そこの家族と関係者に起こる事件をリアリティのある芝居で描き出しました。
今回目を引くのは登場人物の年齢に合わせた徹底的な役作り。演技だけでなく、「見た目そのもの」まで作りこまれているのです。
立芸、そして今公演の魅力はなんなのか、演出の山戸麻紗子さんにお聞きしました!!

立芸②-1

Q.立芸の魅力とは?
A.立芸の一番の特色は、具象と会話劇にこだわる点です。人生の一部を切り取ったような、親しみを感じられるところが魅力かと思います。

Q.今公演の注目ポイントとは?
A.年齢も職業も違う全くの他人を演じる役者たち、舞台を作り上げる照明・音響の効果と舞台セットです。また、役者の老けメイク(特に男性陣)も注目ポイントです。

Q.公演に向けて何か一言お願いします。
A.芝居を観るといういつもより特別な時間を過ごしていただければと願っております。料金は無料ですし、新入生の方にはプレゼントをご用意してお待ちしております。ぜひお越しください。

 「しまいこんでいた歌」とは一体何なのか。その答えには立芸らしい、胸に棘が一つ残るような結末が待っています。
上演後に舞台裏探検が行われる回もあります。立芸の「しまいこんでいる」ものが見えるかもしれません。
公演は30日(木)の夜まで行われています。「しまいこまれた」ものが気になる方は、是非足を運んでみてください。

【記事・取材】矢澤 達也

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