3月12日(木)大東市立総合文化センター大ホールにて立命館大学応援団吹奏学部と東海大学吹奏楽研究会によるJOINT CONCERTが行われました。
このコンサートは初めての試みで、大学の吹奏楽を盛り上げたいという両校の強い思いから実現しました。
第Ⅰ部は東海大学吹奏楽研究会によるステージ。東海大学吹奏楽研究会は現在総勢91名で活動していて、全日本吹奏楽コンクールにおいて三年連続金賞を受賞したりと日本を代表する大学吹奏楽バンドです。「アメリカン・グラフィティXXⅡ」などみんなが聞いたことのあるような曲を交えつつ3曲が演奏されました。アップテンポの激しい曲調から優雅でゆったりとしたものになったりとその切りかえが絶妙で観客を魅了しました。
第Ⅱ部は立命館大学応援団吹奏楽部によるステージ。立命館大学応援団吹奏楽部は現在総勢71名で活動しています。東海大学とは正反対の真っ白な服に身を包み、「シネマ・マンシーニ」などこちらも聞きなじみのある曲を含め全3曲が演奏されました。優しい曲で思わずうっとりしてしまうものから、手をたたきたきリズムに乗ってしまいたくなるような曲まで様々なジャンルのものがあり、観客を楽しませてくれました。
第Ⅲ部は両校合同ステージ。今回の目玉のステージとなり、「大序曲 1812年」など3曲を合同で演奏しました。美しいハーモニーで、今まで以上に大迫力の演奏を聞くことができました。最後の1曲では客席でも演奏するなど、特に観客を引きつけました。
終演後、代表の方にインタビューをしました。
立命館大学応援団吹奏楽部 部長 長谷川亮介さん
「新体制になって間もなく、不慣れな点やまだまだできていないことがたくさんある中で、部内を引き締めることと、東海大学吹奏楽研究会さんが実績を残されている団体さんなので、僕たちも恥ずかしい演奏をしないようにとしっかり練習して、いいものができるようにと取り組んできた。実質的な練習は昨日(11日)に一度BKC(びわこくさつキャンパス)で合同練習を行っただけ。ただ、計画自体は1年以上前から練り、録音したものを送りあったりしてイメージづくりなどをし、演奏を高めてきた。やってきたことはしっかり出せたかなと思う。それと同時に課題も見えてきたので、今後1年またそれを活かしてやっていく。一発目にしてはいろんな意味でいい本番だったかなと思う。東海大学とのセッションはたくさんの刺激をもらった。お互いにいろいろアンテナをはり、いろんなものを受け取ったので、いいものが出せた。今後も関西の大学を中心にこのようなジョイントをしていければと思う。」
立命館大学応援団吹奏楽部 学生指揮 直原麗華さん (写真左)
「指揮はとても緊張した。いつも合奏ではうまくいかないことが多かったのだが、本番は絶対決めようと思ってやっていた。東海さんは本当にすごくて、勉強になった。なによりも指導者の方々が生徒と距離が近くて、いろんな面で勉強になった。私たちもぜひ見習い、コミュニケーションをとっていこうと思った。合同ステージはめちゃくちゃ楽しくて、最後はノリのいい曲もあったこともあり本当に楽しかった。今後のことは正直不安。これからコンクールもあるし、4回生の先輩方が引退された不安も大きくて、改めて引退された先輩方の存在がすごく大きかったなと実感した。指揮の技術ではなくてバンドの雰囲気を一番気にしてやっていこうと思う。」
東海大学吹奏楽研究会 学生指揮 壬生鷹介さん (写真右)
「奏者が吹きやすい指揮を心掛けた。企画段階ではどうなるか心配だったが、終わってみればすごくいい本番だった。(両校)お互いに刺激しあうものがあり、化学反応がおきて、目標にしていたレベルを超えて、それ以上のものができた。立命ステージの本番中、舞台そでから直原さん(立命館大学応援団吹奏楽部学生指揮)を見ていたが、彼女の美しさに惚れちゃった。今後もこのようなジョイントコンサートを行っていけたらと思う。」
また今回のコンサートは、4月から大阪いばらきキャンパスに拠点を移し活動をしていくということで、大阪での開催となりました。京都や滋賀からは少し遠いホールでしたが、この日のために一丸となって集客活動や広報活動を行ってきた部員の頑張りの成果や、日頃から応援を通し応援団吹奏楽部にお世話になっている他大学の応援団や体育会本部役員(写真1枚目)、またアメリカンフットボール部員(写真2枚目)もかけつけ、多くのお客さんが素敵なハーモニーに酔いしれていました。
今回素晴らしいステージを見せてくれた両校。
次回の演奏会は東海大学吹奏楽研究会は7月5日(日)に神奈川県厚木市文化会館にてサマーコンサート2015が、立命館大学応援団吹奏楽部は7月11日(土)に吹田市文化会館メイシアター大ホールにてSummer Concertが行われます。
大迫力の吹奏楽を聞きに是非一度足を運んでみてください。魅了されること間違いなしです!
【記事】荘 伶奈
【取材】荘 伶奈・坂本 卓哉・楢山 舞花