9月29日(木)、立命館大学啓明館にて
第26回イグノーベル賞 知覚賞を受賞した
立命館大学文学部東山篤規教授の『股のぞき』受賞報告会が行われました。
東山教授は「光学的・身体的変換視野の効果(股のぞき効果)」に関する研究で、
第26回イグノーベル賞知覚賞を受賞しました。
この研究は大阪大学人間科学研究科 足立浩平教授との共同研究によるものです。
「股のぞき効果」とは股のぞきをすることにより、視野と上体が逆転し、
対象が全体的に小さく、特に大きなものが小さく見える対象の縮小、
遠くのものが小さく見える、大きさの恒常性の縮減が起こるという効果です。
東山教授は実験結果から、
「股のぞき効果」が視野の逆転ではなく上体の逆転によって起こるものであると解明しました。
東山教授のコメント
受賞して
「受賞の知らせを聞いたときは嬉しいというより、驚き、うれしいとは思わなかった。
えーなんでという感じだった。」
今後の展望
「重力がすごく関係していると考えているので、重力のない世界でもどうなるのかを調べてみたい。」
伝えたいこととは
「楽しくやるのが一番ですよ。あまり堅苦しく考えず、楽しくサイエンスしましょう。」
最後によく詠まれるという俳句を
「イグノーベル、ノーベルまでの命かな」
【取材】福島詩穂・橋本遼
【記事】福島詩穂