4月16日(土)皇子山球場にて関西学生野球春季リーグ第3節、
立命館大学対京都大学の試合が行われました。
立命の先発は3回生のサウスポー、東。開幕戦の関学戦では8回までノーヒットに抑えたものの、
最終回に集中打を浴び敗戦投手に。その悔しさと反省を胸にマウンドに上がりました。
東は京大の先頭鈴木を三振に打ち取るなど、初回から落ち着いた投球を見せます。
140キロ台後半のストレートとツーシームを低めに集める丁寧なピッチングで、
京大打線に付け入る隙を与えません。
この日の立命は打線も好調。
3回に7番石坂のヒットからチャンスを作ると1番池内がセンター前へのタイムリーヒットを放ち、
先制点を挙げます。
4回にも7番石坂と8番山田の連続タイムリーなどで4点を追加。
その後もタイムリーや犠牲フライなどで5点を追加し、終始そつのない攻撃を見せます。
マウンド上の東は6回に三者連続三振を奪うなど圧巻の投球。
一人のランナーも出さずに迎えた8回、1アウトから京大の5番佐々木に対して四球を与え、
この試合初めてのランナーを出します。
しかし続く村山をピッチャーゴロでダブルプレーに打ち取り、チャンスを与えません。
9回にも四球を1つ出すものの、後続を抑えゲームセット。
見事、東はリーグ史上29人目のノーヒットノーランを達成しました。
結果も12-0で京大に圧勝。今季3勝目を挙げました。
東投手
「前回の関学戦と同じ展開だったが、あまり意識しないように心がけた。
ノーヒットノーランは、出来たらいいな、くらいの気持ちだったが、
中盤辺りからベンチでも(ノーヒットだと)言われていた。
ノーヒットノーランは人生初めて。球場全体も異様な雰囲気があったが、落ち着いて投げられて良かった。
チームが勝つことが一番大切だから、自分がピッチャー陣を引っ張って行きたい。」
後藤監督
「完封していたら交代しないつもりだったが、よく投げてくれた。
今日の東は低めのストレートのコントロールが良かった。
攻めも効果的で、走塁も良く、守りもノーミス。締まったいい試合になった。」
次は、4月23日(土)と24日(日)に春季リーグ第4節関西大学戦が南港中央球場にて行われます。
勝率リーグトップの関西大学にどういった試合を繰り広げるのでしょうか。
皆さんで一緒に硬式野球部にエールを送りましょう。
【記事】近藤燦太
【取材】近藤燦太・立山拓幹