【男子サッカー部】課題の見えた今季開幕戦

「運動量・球際・切り替え」
一昨年、昨年と2年連続で入替戦に臨むことになった立命館大学サッカー部が今年掲げた3つのテーマ。
昨シーズン課題となった、シュート数の少なさや試合終盤での失点などを改善するために、原点回帰ということで基礎的な部分の徹底によりシーズンを安定して戦い抜いていこうという気持ちの表れだ。

4月5日(日)、キンチョウスタジアムで行われた2015年度 第93回関西学生サッカーリーグ前期第一節、立命館大学VS 大阪体育大学の一戦。

立命は序盤からボールを浮かせすぎないよう低めのパス回しでボールを繋ぎ、相手ゴールを何度か脅かす。守備面においても、統率のとれたDF陣と今年から加入した一回生のGK白坂が相手のシュートを何度もセーブし、安定した時間が続く。

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しかし、課題とされていた前半終了間際、右サイドから攻め込まれ、ペナルティエリア中央から放たれた大体大のシュートが立命のゴールに突き刺さった。なんとか一矢報いて前半を終了したい立命だったが、アディショナルタイムにコーナーキックからヘディングで一点を追加され、0-2で前半を折り返すことに。

両チームともメンバーを入れ替えず、試合は後半へ。
前半終了間際に2点を入れられた立命は早めにゴールが欲しかったが、流れは大体大が掴み、後半9分に3点目を許してしまう。

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なんとか流れを変えたい立命は後半14分、13番MF中野に代え、全日本大学選抜に選出された絶対的エース、10番MF茂。9番FW谷口に代え、今年加入のルーキー、東福岡高校出身の16番FW木藤を投入。攻撃に厚みを持たせる。
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後半17分、前半から果敢に攻めていた14番MF高畑のペナルティエリア内からのシュートが見事に決まり1-3。
後半22分、11番FW加藤に代え、53番FW佐當を投入。佐當がピッチを縦横無尽に走る運動量で攻撃を活性化させるが、決定機を逃してしまう立命。結局、1-3で試合終了。大体大に敗北を喫した。
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試合後、米田監督は「前半の終わりに2失点したのが大きな結果の差となった。失点が積み重なると勝ち点に繋がらないので、バランスはきちんと保ったままで、しっかりパスで崩していくことが大事。」と冷静に試合を振り返った。

得点を挙げた高畑選手は「去年はシュート数が少なかったのでシュート数だけは稼ごうと思って打ったら入った感じだったので、中盤から点とっていけたら、今年はもっと点が増えると思う。」と語った。

次節は4月12日(日)14:00 からヤンマースタジアム長居で関西学院大学との一戦だ。

今年のテーマ「運動量・球際・切り替え」を体現し、目標とするリーグ優勝へ勝ち点を伸ばしていけるか?今回の敗北で得た反省点を次へ活かしていけるかが大事になってくるだろう。しっかり「切り替え」をして次節、関西学院大学戦へ臨んでもらいたい。今シーズンは始まったばかり。これからもサッカー部の試合から目が離せない。

【取材・記事】坂本卓哉

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