劇団月光斜 TeamBKC 夏公演「神様はいないんだ」

7月3日~5日の3日間、びわこ・くさつキャンパス内ユニオンホールにて劇団月光斜、TeamBKCの夏公演「神様はいないんだ」が上演されました。
今回の公演は、劇団員のげんきんすさんによる完全オリジナルの脚本で行われました。

あらすじは以下の通りです。

あらすじ
一人ぼっちの神様がいた。 神様が孤独でいる寂しさ故に人間の世界を創った。そして、神様はその世界の人間に憧れた。しかし、人間たちは神様のことをよく思っていなかったのでした。

突然現れた神の存在に振り回されながらも、自分たちの世界の中で強く生きていく主人公江野を、りおすけさんが熱演、脇を固めるキャストにもそれぞれにストーリーが設けられ、息つくまもなく展開されたストーリーに引き込まれたあっという間の100分間でした。また、照明演出や舞台もきっちり作りこまれており、特に江野の部屋の舞台セットは、一人暮らしの生活感が溢れるように作られており、演技にリアリティを持たせられるような舞台構成になっていました。

会場は連日、学生や演劇ファンで満員となっており、今回の公演に対する期待や劇団の人気ぶりを感じました。

公演終了後、今回の舞台の脚本・演出を担当したげんきんすさんにインタビューを行いました。

今作の制作にはどのくらい時間がかかりましたか?
1ヶ月なかったくらいでした。
かなり短い制作期間で準備をされたのですね。
そうですね。今回いろいろな準備が長引いたりして公演のスタートがかなり後のほうになってしまったので、時間がない状態からのスタートになってしまいました。
今回演出面で大変だったことはありましたか?
役者が窓の上から背を向けた方向へ落ちていく場面の演出で悩みました。役者の安全をどう確保するか悩んでいるうちに本番の週に入ってしまって、本番ではプールを用意して、クッションを詰めた上で、役者さんに飛び込んでもらうという形をとりました。
芸術面での演出というよりは役者さんの安全対策に時間をとられたと...
そこがかなり怖かったですね。今回は他にも危ない所がいっぱいあって、それがちゃんと無事に成功するのか、公演を終えて役者が全員生きているのかという意味で怖かったですね。
今回の公演で一番力を入れたのはどういった所でしたか?
わかりづらい脚本を、役者の熱量とパワーでどれだけのものが魅せられるのかというところで力を頑張らせていただきました。
その脚本面で苦労されたことはありましたか?
自分の中で「完成だ!」と思った瞬間があって、ただそれをキャストやスタッフの前で発表したときに「まるでわからない」と言われてしまって、そこからいかに客観的にわかるものにすればいいのか直していく過程が僕の中で大変なところだったと思います。
わかりやすさを求めたのですね。
はい。完成したときの台本は上演したときの5倍は意味分からなかったと思います(笑)
げんきんすさんにとってこの劇団の魅力とは何だと思いますか?
一言で言えば「仲間」という意識が非常に強くて、一つの目標に向かって一緒に進んでいったり、時に本気でぶつかっていける、自分の心の底から思っていることをぶつけあえる所が、僕の中での魅力ですかね。
最後にファンや学生のみなさんに一言お願いします。
今回の公演は、自分のオリジナル性が強いので、かなり自分の意見や主張を強めに出したんですけど、基本的には、全然演劇に興味がなさそうな人でも意外とふと見てみたら「あ、おもしろい」って思ってもらえるようなものを意識して作っている所なので、普段見てもらってるお客さんはもちろん、「演劇なんて...」って思っている人も1回ちょっと立ち寄ってもらったら、おもしろい劇になってると思いますので、是非見に来てほしいと思います。

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劇団月光斜TeamBKCは次回、10月に卒業公演を予定しております。みなさんも是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

文:浅野充輝

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