立命館大学放送局(RBC)

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「大阪北部地震」から3か月 本当の防災とは・・・?

Text by 市田 美穂
Photo by 北川 優

6月18日の大阪北部地震から早3ヵ月、みなさんは覚えていますか?

非常に大きな被害が関西各地でみられました。特に、大阪いばらきキャンパス(OIC)は震源地に近く、

建物内に被害があり一週間の休校となりました。

OIC A棟3階のコンコースで、天井が落下した様子(立命館大学広報課提供) OIC B棟図書館で本が散乱した様子(同上) A棟3階コンコースで、床にヒビが入った様子(同上)

他にも 台風21号や北海道胆振東部地震など、直近では台風24号というように「今年は災害が多い年だ」と言われます。いつ起こるか、どれぐらいの規模で起こるかわからない災害について日々意識せざるをえない状況が続いています。

大阪北部地震では 1限目の授業が始まる時間より前に地震が発生したため、混乱は少なかったように思います。

しかし、もし授業時間中に地震などの災害が発生した時にあなたはどう行動しますか?             

とっさに冷静に判断できる人がどれだけいるでしょうか?

自分で自分の身を守る方法はわかりますでしょうか?

災害はまさに、いま起きる可能性もあります。 

そこで!

今回はこういった災害が大学内で起きた際の対策について、【立命館大学防災団体Attelle】さんにお話を伺いました!

立命館大学防災団体Attelleさんとは・・・?】   

2015年にOIC(大阪いばらきキャンパス)で(現政策科学部4回生)津田誠さんが友人と立ち上げた防災団体。主に茨木市で『笑顔あふれる「ぼうさい」を。』をコンセプトに、学園祭や地域の防災イベントなどに参加しています。
また、茨木市内の小・中学校などでオリジナルの防災グッズとして子どもたちが思いのままにデザイン(お絵描き)できる「持ち出しぶくろ」を配るプロジェクトなどを行っています。

宮西美沙さん(写真左)と津田誠さん(写真右)

防災団体Attelle(政策科学部4回生)津田誠さんと、(政策科学部4回生)宮西美沙さんに

インタビューさせていただきました!

___「非常用持ち出し袋」の活動はいつごろから始めましたか?

津田:初めはちゃんとした袋(現在の持ち出し袋)ではなく、ビニール袋を地元のプールに来る子どもたちに配っていました。2016年になって今の「持ち出し袋」が完成し、今も地域の小・中学校の防災イベントで配っています。

水泳教室帰りの子供が、非常用持ち出し袋に絵を描く様子(2015年=Attelle提供)

___実際にやってみていかがですか?

宮西:すごく楽しいです!親子さんとの楽しい会話の中で防災の話が少しでも出ることによって、

最近起こった災害のことにもふれられるため、笑顔の中にも意味のある会話が生まれて…

これから先につながる何かのキッカケとなったら嬉しいです。

津田:この企画に参加してくれた子どもたちと「もちだしぶくろ」と一緒に写真を撮らせていただく際、

満面の笑みで嬉しそうにしている様子を見て、それがすごくかわいいんですよ・・・!(とても素敵な笑顔^^)

この時のためにやっている!と思いました。この企画に参加することによって、少しでも参加してくれた

子どもたちを守る手助けになれたらなと。

茨木市の防災イベントで行った、非常用持ち出し袋制作のブース(2018年1月=Attelle提供) 完成した非常用持ち出し袋(2017年10月=同上)

___「もちだしぶくろ」の中身は何をいれるんですか?

津田:一応参加された方には「もちだしぶくろ」と一緒に防災グッズで入れたほうが良い物リストの紙をお配りしていますが、中身は特に何も入れていません。様々な防災のイベントをしてきている私たちなんですけど

実は 部員は誰一人「もちだしぶくろ」を持っていないんです。

驚きの新事実です。(うそやん…!)

___え!?宮西さんは・・・?

宮西:私も持っていないです。

___どうしてですか?

津田:「もちだしぶくろ」をもつことが大切なのではなく、防災に対して意識をもつことが大切だからです。

防災イベントに参加してくれる層というものは決まっていて、

そのほとんどが親子連れの子どもたちです。

小さい子どもたちは防災について意識することはそうありませんが、それに参加した大人の人はこのイベントに参加することで頭の片隅で防災を意識するきっかけになります。

また、子どもたちにも、楽しみながら防災について知ってもらえるように、描いた絵の非常用持ち出し袋を持って帰ってもらいます。

学園祭典での非常用持ち出し袋のブース(2017年10月=Attelle提供)

ここからは、立命館大学の学生に向けての質問なんですが・・・

もし大学で授業時間中に災害等が起きた場合はどうしたらよいですか?

津田:授業中であればまず第一は、教授の指示を聞くことです。パニックを起こさず、落ち着いて行動するということが大切です。

また、自分が生き残るためにどうすればよいかを考えることも大切です。

___・・・といいますと?

津田:これはあくまで私の意見なので、絶対ではないのですが…

たとえば自分の周りをみて何か落ちてこないか、割れないかなどを確認し

その場所からよけるといった行動をとりますね。

例えばプロジェクターやモニターの真下には座らないとかですかね。

___避難の仕方や、必要なものなどありますか?

津田:「もちだしぶくろ」の時と似てしまうのですが…何かを用意したから安全というわけではなく、

考え方と姿勢が大切ということを皆さんに知ってほしいです。

「防災のために必要なこと」と聞いて思い浮かぶことは、防災グッズを買うなどがイメージしやすいことだと思います。しかし防災グッズを万全にしたとしても、防災には限界があります。そのため、いかに生き残るかということを一番に考え行動することが大切です。
例えば 災害マップに安全なエリアだと書かれていても、その判断は過去100年で起こった災害をもとにして「安全なエリア」と書かれている場合があります。そのマップに書かれている情報はあくまで想定であって、

災害というものは想定外であるからこそ、災害と言えるのです。

ですので、「災害マップに書いてあるから、ここにいれば安全だ」と過信しないようにしてください。

自分の目の前で起こる状況は想定外の出来事であり、自分が生き残るためにどう行動すればよいかを自身で判断し、行動していくのがよいでしょう。

本当の防災とは・・・

モノや知識で安心するのではなく、常に防災への考え方や姿勢を維持することでした。

しかし、防災を日々意識しながら生活することは難しいです。そんな中 津田さんは「防災への考え方や姿勢を維持することは生活を豊かにすることだ」とおっしゃっていました。津田さんの防災に対する考えは以下の記事をご覧ください。

こちら

みなさんも、今年の相次ぐ災害をきっかけに改めて自分の身を守るためにどのように考え、行動すればよいか考えてみてはいかがでしょうか??

≪おまけ≫

みなさんは、大阪いばらきキャンパス内のAEDの場所をご存知ですか?
実は・・・

ここや

ここにも・・・!

以外と隠れた場所にあるので普段目にすることはあまりないように思います。

こうした身近な救急用具に目を向けることも、

誰かの命を、そしてあなたの命を守るキッカケとなるかもしれません!

 

 

 

 

 

 

 

 

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