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劇団月光斜 teamBKC 卒業公演「ダイヤモンドに集合で!」

10月16日~18日の3日間、びわこ・くさつキャンパス内ユニオンホールにて劇団月光斜TeamBKCの卒業公演「ダイヤモンドに集合で! 」が上演されました。今回の公演は、劇団員の石井克弥さんによるオリジナルの脚本で行われました。

今回の舞台は、部員がわずか6人しかいない野球部です。

ある日、6人のうち3人が試合に参加しないと明言している状況の中で、次の練習試合に勝利しなければ野球部は解散という危機を迎えます。キャプテンの戸村たちは何とか3人を説得しますが…

試合に勝つことよりも、仲間と共にプレーすることに対して喜びを感じている、情の厚い野球部キャプテンの戸村を石井克弥さんが熱演。どこか抜けており、仲間思いで人間味溢れるキャラクターを見事に演じていました。脇役陣も、どこかクセのあるキャラクターを演じており、劇中に随時出てくるギャグも相まって、見ていて非常に楽しい公演となっていました。

また、舞台も野球部の部室を再現しており、ユニホームや野球道具の他に、マンガや雑誌など、高校生らしさ溢れる持ち物も登場しており、細かいところまでしっかりと舞台に組み込まれていました。

今回の公演は卒業公演ということもあってか、大学生や演劇ファンだけでなく、卒団する団員を見てきた劇団のOB・OGの方も連日足を運んでおり、団員の晴れ姿を見守っていました。
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公演終了後、今回の舞台の脚本・演出・主演をした石井克弥さん、藤田役を演じた岩田峻さん、森山役を演じたプラプラさんにインタビューを行いました。

制作期間としてはどれぐらいかかったのですか?
石井克弥(以下、石):1ヶ月かかりましたが、卒業公演としては短い期間でしたね。
通常だとどれくらいかかるものなのですか?
:通常だと1か月と2週間はかかりますが、京都の学生演劇祭への出演や旅行を夏休みにしていた関係で2週間縮まってしまいました。
日程的にはギリギリだったんですね。
:そうですね、本当にギリギリでしたね。
今回は野球部のキャプテンという役柄でしたが、役を演じる上で力を入れた所を教えてください。
:チームを引っ張っていくという人物じゃなくて、どこかふざけているけれど、最後は芯がある役だったので、なるべくふざけるように演じました。根が真面目なのでなかなか自分の中の殻を破ることができなかったですけれど、破るように頑張りました。
キャスティング面で苦労されたことはありましたか?
:卒業公演ということもあって役者をやりたいという人が多かったですが、絶対に何人か落とさないといけなかったので心苦しかったですね。
今回が石井さんにとって最後の演出になったと思うのですが、演出面で力を入れた点を教えていただけますか?
:やっぱり楽しめる劇が良いなと思い、なるべくみんなが楽しめるということを目指したつもりなので、公演の失敗が続くことによって雰囲気を悪くしないように普段の会話とかを重要視しました。
会話劇がメインになったんですね。
:そうですね、楽しいまま終わっていこうと思ったので。
脚本で苦労されたことってありますか?
:書きあがった当初は25分程度の脚本しか書けなくて、でも絶対60分にはしたいねというので、いろいろな場面の時間を延ばすのに苦労しました。
いろいろなボケツッコミのやりとりがなされてましたもんね…
:様々な作品をオマージュしたり、思いついた瞬間に脚本に取り入れたりしましたね。
癖のあるキャラクターを演じられた岩田さん・プラプラさんですが、役を演じるうえで気をつけた所を教えてください。
プラプラ(以下、プ):劇の中では私が後輩なんですけど、実際は先輩で、最初の方は仲良くなろうとしたんですけど、やっぱり仲良くないとかすごく言われて…
岩田峻(以下、岩):実際やっぱり、先輩相手なのでどこかしら遠慮が出ちゃう感じで、通し練習のときもスタッフに「全然仲良さそうに見えない」って言われたりして、その辺で苦労しましたね。
先輩と後輩のカベに悩まされたと…
:そうですね、でも最終的には垣根が消えた感じがあるんじゃないかって僕は思ってるんですけどね。
:じゃあ消えてんじゃん(笑)
:消えたんですけど、そこまでで苦労してるんですよ(笑)
一同:(笑)
今回役を演じてて面白かったことは何ですか?
:最後のホラー映画見たいに出てくるシーンが面白かったですね。スタッフから「お客さんがビクッてしてたよ」って聞いて、ちょっと「やったな」ってなったりして、そこで印象に残ってもらえてるところがすごい嬉しかったなって思います。
:基本的に僕のキャラ的にはあんまりボケなくて斜に構えてる感じなんですけど、僕はそういう人を演じるのが好きなので、柄悪く凄んでる感じの演技をやってる演技をやってる時がすごく楽しかったです。プラプラさんとかにも「なんだよ、お前!」って絡みに行く所とかも楽しく感じましたね。
:他の人は僕以外の人が考えたギャグが盛り込まれていますけど、僕が考えたギャグが戸村のセリフには多く入ってるので、通し練習で1度スタッフに見せてウケたときはすごく気持ちいいですね。
全体の士気にも繋がりますもんね。
:そうですね、実際「今日のお客さんはウケてくれるかな」と戦々恐々としてますけど(笑)
藤田と森山の劇中でのやりとりはあながち演技ではなかったんですね(笑)
:はい。というより、本当です(笑)
:今日の4ステでの「ははっ…」のウケが公演で1番でしたね(笑) いつも「シーン…」ってなってたんで(笑)
:3分の1くらいあそこ練習してましたけどねー(笑) とりあえずはそこを練習しようと(笑)3分の1くらいあそこ練習してましたけどねー(笑) とりあえずはそこを練習しようと(笑)
ところで御三方は野球を実際にされてましたか?
:僕はしてました。
どれくらいされてましたか?
:高校3年間だけですね。
岩田さんとプラプラさんもされてたのですか?
:少年野球をやってたくらいですかね…
:僕は中学・高校と卓球部だったので(笑)
一同:(笑)
石井さんとプラプラさんは月光斜での活動が今回で最後ということになりましたが、4年間の活動を通して良かったことはありますか?
:自分が実際に4回生になって1回生まで公演に出てくれて嬉しかったことですね。
:昔1度演出を経験してそのときに撮った集合写真でみんなが笑ってて、それを見るたびに嬉しい気分になって、演出を経験させてもらってよかったなと思いました。
:今回も笑顔ですって(笑)
:(照)
最後にファンの皆さん、学生の皆さんへ一言お願いします
:僕たちはこれで卒団ということになるんですけど、劇団月光斜teamBKCはまだまだ続いていくので後輩のステージも見続けてくれたらと思います。
:実際3回生もこれで一旦休みで、次の公演からは1・2回生が主体となってやっていくんで、僕らもこれで上手いこと次の代に託せて、託した人たちが育ってきて1年後に公演やるのが楽しみなんで、僕らの思いを託した1・2回生の公演を今後も楽しみにしていてください。
:BKCキャンパスで演劇やってるのはここだけなんで、演劇に少しでも興味ある人がいれば、ここから演劇を見ることもやることも始めてもらえたらなと思います。

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劇団月光斜TeamBKCは次回、12月第2週に冬公演を予定しております。みなさんも是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

文:浅野 充輝

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